冥界の王子様







私はこれからどうなっていくのだろう。





好きな人は女の人にとられた。




自分は見ず知らずの人たちに捕まった。





走って逃げるべきなのか、



行き先は…







フッ

迎えにきてくれたなんて思った私ってバカだな


私の迎えなんて来てないじゃない。








“お前なんていらない”




いらない!いらない!いらない!!








私は爪を立てて全身をかきむしる。



リクに、リクさんに抱き締められたり


キスをされたり。触られた場所を。





お父さんの時もそう。



された事を思い出すと


全身が痒くなる。かきむしり続けた痛みは


心の痛みを和らげてくれる、




ある種自傷行為のようなものだ。







< 114 / 223 >

この作品をシェア

pagetop