冥界の王子様
「俺、レイナと別れた日。
一つだけ後悔してることがあるんだ。
それは、レイナに自分の気持ちを伝えなかったこと」
「気持ち…?だってリクは私とは
「俺、レイナに振られるのが怖かったんだ。
だから言えなかった。
レイナ…好きだ」
なんでわたし達はこんなことに気づけないで
何年もいたんだろう…。
「私も…私も好きだよ」
「え?嘘だろ?
レイナが好きって
「嘘じゃない。
私も後悔してたのずっと。
リクの隣にいたらリクの幸せが願えないとか
お母さんやお父さんのこと考えたらとか
でも気づいた。
リクへの気持ちも消すことができない。
お母さんの事故のことが許せるわけじゃないけど
リクもたくさん苦しんだのに
ごめんね…。
もし、こんな私でもよかったら…
「俺に言わせて?
レイナ…絶対幸せにするとか
そんな保証はできないけど。
レイナに俺を選んでよかったって
思ってもらえるようにするから
付き合ってください」
「うん!
よろしくお願いします////」
まるでプロポーズのようなリクの言葉は
私の胸に深く突き刺さった。