【最愛婚シリーズ】クールな御曹司の過剰な求愛
ちらっと彼の方を見て驚いた。じっとわたしのほうを見ていたのだ。
何かを訴えかけるようなその目に、わたしはいたたまれなくなって顔を背けた。
「失礼しました。では、こちらの商品の説明を改めてさせていただきますね」
「はい。お願いします」
神永さんのことは、芽衣子さんに任せたのだ。わたしは目の前の城崎さんの接客を再開させた。
新しい商品の仕組みをメリットやリスクを交えて説明する。
仕事に集中しなくては――そう思うものの、やはり気になるのはずっとわたしに刺さり続けている強い視線で。
ひよりちゃんもそれに気が付いたのか、芽衣子さんがその場に現れると駆け寄って、身振り手振りで興奮したように説明していた。
芽衣子さんはひよりちゃんを落ち着かすように背中をトントンと叩くと、すぐにソファに座る神永さんの元に向かった。
だいたいの資料はすでに芽衣子さんに渡している。きっとすでに内容の確認は終わっているはずだ。
これで彼の視線から逃れることができる。
わたしは内心ほっとした。
彼の方を見ないようにして城崎さんに笑顔を向け説明を続けた。
「あ、ちょっと待って」
わたしの説明を遮るように、城崎さんの携帯電話が鳴る。
わたしが「どうぞ」と言うと、席を立ち、外の廊下に出て通話を始めた。
それを待っていると芽衣子さんが困った顔でこちらに向かってきた。
「彼、どうしても恵麻じゃないとダメって言うの。どうする?」
どうしてそんな……。
何かを訴えかけるようなその目に、わたしはいたたまれなくなって顔を背けた。
「失礼しました。では、こちらの商品の説明を改めてさせていただきますね」
「はい。お願いします」
神永さんのことは、芽衣子さんに任せたのだ。わたしは目の前の城崎さんの接客を再開させた。
新しい商品の仕組みをメリットやリスクを交えて説明する。
仕事に集中しなくては――そう思うものの、やはり気になるのはずっとわたしに刺さり続けている強い視線で。
ひよりちゃんもそれに気が付いたのか、芽衣子さんがその場に現れると駆け寄って、身振り手振りで興奮したように説明していた。
芽衣子さんはひよりちゃんを落ち着かすように背中をトントンと叩くと、すぐにソファに座る神永さんの元に向かった。
だいたいの資料はすでに芽衣子さんに渡している。きっとすでに内容の確認は終わっているはずだ。
これで彼の視線から逃れることができる。
わたしは内心ほっとした。
彼の方を見ないようにして城崎さんに笑顔を向け説明を続けた。
「あ、ちょっと待って」
わたしの説明を遮るように、城崎さんの携帯電話が鳴る。
わたしが「どうぞ」と言うと、席を立ち、外の廊下に出て通話を始めた。
それを待っていると芽衣子さんが困った顔でこちらに向かってきた。
「彼、どうしても恵麻じゃないとダメって言うの。どうする?」
どうしてそんな……。