誰からも愛されない・・その後

彩心達は・・・

その後みんなで
晃が食べたい物を食べて
残りの買い物をして帰宅した。

買い物中も帰りの車の中でも
終始 忍は彩心の身体のどこかに
触れていた。

彩心も子供達も
何ら気にすることなく
忍の好きなようにさせていた。

一度離れた時期、彩心も辛かったが
忍にとっては、大きな打撃だったようで
どうも彩心の事になると
忍は、こんな風になってしまう。

しばらくすると落ち着いくのだが
今回は・・
彩心が男性と話しているとこを見たからか
今回は落ちつくまでに時間がかかっていた。
(本当に店舗を訊かれただけなんだけど・・)

家につくと
子供達は、自分の部屋で過ごしたり
お風呂に入ったりしていたので
忍は、彩心とソファーに座り
彩心の膝に頭をのせて
彩心の腰を抱き締めた。

そんな忍の頭を
彩心は、優しく撫でる

忍から寝息が聞こえ始めた。
少し眠ったら良いと
彩心は思っていた。

忍に膝掛けをかけて
忍の背中に自分の手をあてていた。
忍が彩心に触れてないと
いけないのがわかってるから・・

夕方になると
彩心は、一度忍に声をかけて
「忍さん、夕飯の準備しますね」
「・・・う・・んっ・・
  ‥‥‥あっ···こ·····」
「ここにいますよ。」
と、言いながら忍の頭を撫でると
忍は、彩心を抱き締めている腕に
力を入れてから起き上がった
「ごめん‥‥ね、彩心。
重かったね。足痺れてない?」
「大丈夫ですよ。」
と、言って忍の頬にキスをして
キッチンへ行く。

忍は、彩心がキスをした頬に手を
あてながら顔が綻んでいた。

「なに、だらしない顔してるの?」
と、尊がソファーに座りながら言うのを
彩心は、クスっと笑いながら聞いていた。

雫や晃もリビングに来て
忍と四人で話をし
雫は、彩心の手伝いをしていた。
雫は、
「ママも大変だね。
パパは、ママに甘えたで。」
と、囁くから
「うふふっ」
と、彩心は微笑むだけ

二人が付き合っているときの
話しを皐おば様や楓おじ様から
聞いていた。

だから、パパはママが絡むと
不安定になる事があるんだと。

お互いがお互いを想いやり過ぎた結果
だったようだが。

雫は、パパとママが自分の両親で
良かったと思う。

会社では経営者だけど家族には
とても優しいパパと
いつまでも綺麗で優しいママ
私がとても尊敬する二人。

それは、兄・尊も同じだと思う。

パパの会社は、尊か晃が引き継ぐ事に
なるだろう。
私は、涼おじいちゃまや凪叔父さんみたいに
弁護士になるか
皐おば様のような医師になるか
清香ちゃんの様な自分の手に職を
つけるか
悩んでいる・・・

秋山のおじいちゃまとおばあちゃまは
「雫なら何でも出来るから
良くみきわめなさい。」
と、言ってくれた。

もう少し悩んでから決めようと
心の中で思っていた。
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