残念な王子とお節介な姫
どうしよう。

課長が好き。

せやけど、課長は絶対、うちの事、なんとも思ってへん。



そんな事、分かってるけど、課長を慰めたくて、思い切って飲みに誘った。

「課長、飲みに行きましょう!」

なのに…

「別に行かなくていいよ。
俺、明日も仕事だし。」

つ、つれない…

でも、負けない。

「うち、明日から夏休みですもん。
付きおうてくださいよ。」

「姫、聞いてたか?
俺は、夏休みじゃないんだ。」

「聞いてましたよ。
せやけど、ここ何ヶ月も残業漬けで頑張って
来たんやから、かわいい部下のかわいい
わがままくらい、聞いてくれてもバチ
当たらんのとちゃいます?」
< 107 / 262 >

この作品をシェア

pagetop