残念な王子とお節介な姫
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1月20日(月)

仕事中にメッセージが届いた。

『海翔、お元気ですか?

今日1月20日、午前2時25分

無事、赤ちゃんが生まれました。

3,250g 54㎝ の元気な女の子です。

私の子とは思えないくらい、綺麗で背の高い
赤ちゃんです。

きっとお父さんに似たんだと思います。

海翔、もし、会いたかったら、いつでも会いに
来てください。

名前は、姉がつけてくれました。

『絆』

"きずな"と読みます。

絆は、3ヶ月後に姉の所へ行く予定です。

姉の住所と電話番号を書いておきます。

私に会いたくなければ、直接、姉の所へ連絡
してください。

物心つくまでは、気にせず会えます。

物心ついてからも、姉の友人として好きな時に
会いに行ってやってください。

海翔、私に絆をくれてありがとう。

私にたくさんの幸せをくれてありがとう。

それなのに、海翔を信じきれなくて
ごめんなさい。

海翔を思い続けられなくてごめんなさい。

今、絆と共に海翔の幸せを祈ってます。』
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