残念な王子とお節介な姫
「え?
俺、やったことありません。」
「大丈夫。
海翔くん、そこ、座って。」
お姉さんは俺をソファーに座らせ、俺の左腕を枕にして絆を膝に乗せた。
今にも泣き出しそうな絆の口にお姉さんが俺の手を取って哺乳瓶を咥えさせる。
「哺乳瓶の口にミルクが行くように、
必ず哺乳瓶を立てて持っててね。」
お姉さんはそう言って、手を離した。
絆が俺の膝で、俺の手からミルクを飲んでる。
不思議な感覚だった。
初めて会ったのに、こんなに愛しいなんて。
絆が両手を伸ばして哺乳瓶に手を添えた。
ぅわっ!
すっごくかわいい。
こくこく飲んでる振動が頭が乗ってる左腕に伝わる。
当たり前だけど、生きてるんだな。
俺、やったことありません。」
「大丈夫。
海翔くん、そこ、座って。」
お姉さんは俺をソファーに座らせ、俺の左腕を枕にして絆を膝に乗せた。
今にも泣き出しそうな絆の口にお姉さんが俺の手を取って哺乳瓶を咥えさせる。
「哺乳瓶の口にミルクが行くように、
必ず哺乳瓶を立てて持っててね。」
お姉さんはそう言って、手を離した。
絆が俺の膝で、俺の手からミルクを飲んでる。
不思議な感覚だった。
初めて会ったのに、こんなに愛しいなんて。
絆が両手を伸ばして哺乳瓶に手を添えた。
ぅわっ!
すっごくかわいい。
こくこく飲んでる振動が頭が乗ってる左腕に伝わる。
当たり前だけど、生きてるんだな。