貴方の背中
「さおりちゃんの部屋 朝から音がしないから心配したんだよ。」
なんて可愛いい笑顔なんだろう…
桃子婆ちゃんの笑顔に救われる。
私は高校に入って直ぐに両親を事故で亡くした。
高校は寮で暮らして、卒業後は高校の担任の知り合いが大家をしているここに住まわせてもらっている。
その頃から桃子婆ちゃんが何かと世話してくれていて、最近は足を傷めてヘルパーさんに頼っているけど私の事はやっぱり気にかけてくれている。
「桃子さん心配かけて ごめんね。ちょっと遅くまで仕事してたの。入って!お茶入れるよ?」
さっきお昼と言ってたけど…あきらかに夕方が近い時間で世間一般ではオヤツの時間だ。