貴方の背中
「…お腹空いたかも…桃子さんオヤツ食べれる?」
ヤカンを火にかけ冷蔵庫を覗きながら聞く
「さおりちゃんがオヤツを作ってくれるの?嬉しいねぇ~」
のんびりと答える声に気合いを入れる
冷蔵庫にはバナナとヨーグルトと棚にはホットケーキミックス…
バナナ蒸しパンとヨーグルト蒸しパンを作る。
蒸しパンは小さくしたから直ぐに出来るし…
紅茶はアップルティーにして…
「桃子さん食べよ♪」
桃子婆ちゃんはニコニコしながら、蒸しパンを少しづつ食べている。
「さおりちゃんは本当にいいこだねぇ~こんな お婆ちゃんに優しくしてくれて…」
少し涙ぐむ桃子婆ちゃんに微笑む
「桃子さん私こそいつも助けてもらってるんだもん。こんな私でよかったらいつでも話し相手になるよ。」
その言葉に涙を溢す…何かあったんだ…
でも聞かない方がいいかな…
あえて気付かないふりをする。