Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
もうそれ以外ない、春熙の顔はそう断言している。
その顔に。

「……そうだね」

 ――私が逆らえるはずがない。


その後、春熙に部屋へ――軟禁された。

「愛乃、今日の朝ごはんはなーに?」

オムレツを作っていたら後ろから、いきなり春熙に抱きつかれた。

「もう、はるくん!
料理しているときに抱きついたら危ないって、何度言ったらわかるの?」

落とす直前で握り直したフライパンを置き、春熙を振り返る。

「怒ってる愛乃も可愛いー」

私の言葉なんて聞く耳もたずで、でれでれした春熙の顔が近づいてきてちゅっと唇が触れる。

「おはよう、愛乃」
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