Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
「いや、いい。
今日は長期の休み明けだしさらに引き継ぎで忙しいとは思うが、できるだけ愛乃の願いを叶えてやろうと思うんだが……どうだろうか」
高鷹部長が同意を求めるようにみんなを見渡す。
「ならオレ、コンビニ行ってきていいですか!
さっき食ったパンとコーヒー牛乳、愛乃ちゃんに買ってきてやりたいです!」
「よし、行ってこい!」
はいっ、と手を上げた橋川くんを、高鷹部長が笑って送りだした。
「じゃあ私、いまやりかけの資料、今日中に完成させてもらおうかなー。
これができたらもう新人扱いはしないって約束だったし」
「……椎名さんは意地悪です」
形のいい赤い唇をつり上げて椎名さんがにやりと笑うから、私も笑って自分の机につく。
「じゃあ私は、休み前に提出してもらった書類の修正を……」
今日は長期の休み明けだしさらに引き継ぎで忙しいとは思うが、できるだけ愛乃の願いを叶えてやろうと思うんだが……どうだろうか」
高鷹部長が同意を求めるようにみんなを見渡す。
「ならオレ、コンビニ行ってきていいですか!
さっき食ったパンとコーヒー牛乳、愛乃ちゃんに買ってきてやりたいです!」
「よし、行ってこい!」
はいっ、と手を上げた橋川くんを、高鷹部長が笑って送りだした。
「じゃあ私、いまやりかけの資料、今日中に完成させてもらおうかなー。
これができたらもう新人扱いはしないって約束だったし」
「……椎名さんは意地悪です」
形のいい赤い唇をつり上げて椎名さんがにやりと笑うから、私も笑って自分の机につく。
「じゃあ私は、休み前に提出してもらった書類の修正を……」