Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
「そうですね」

「寝室で待ってろ」

私に甘く口づけして、今度は高鷹部長は浴室へ消えていく。
聞いていた二階の寝室に向かう私の足取りは重い。

とりあえず、そうじゃないフリをしたらいいのかな。
でも初めては痛いって聞くし……。

なにも決まらないうちに、高鷹部長も寝室へやってくる。

「愛乃、愛してる」

すぐに高鷹部長にベッドへ押し倒された。
さっきお預けを食らっているから、待てないのはわかる。
けど、こっちはいまだに、なにひとつ決まっていない。

「あの」

「まだなにかあるのか」

不満そうに高鷹部長の眉が寄る。

こんなことでいきなり喧嘩して別れるなんて嫌だ。
それに、隠し通せることでもないし。
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