Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
うちの家の床を掃除しているのは自社のCORORO(コロロ)じゃなく、アメリカの会社のタンゴだし。

きっと根っこから、会社に対する考え方が違うのだろう。
だから、理解しあえない。

「征史さんって凄いんですね」

「普通だろ、これくらい。
……それから」

箸を置いてまっすぐに征史さんが私を見てくる。
なにか怒らせるようなこと、したっけ……?

「東藤のことは〝はるくん〟と呼んでいたのに、俺は征史さんだなんて不公平だ」

「……はい?」

なにが、不公平なんだろう。

だって征史さんは私より年上で、しかも春熙よりもさらに七つも上で。

それに春熙は小さい頃からはるくんって呼んでいたのが抜けなかっただけで、最近はそれもどうにかしなきゃなんて考えていたくらいなんだけど。
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