Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
鼻は高く、すーっと通っていて、薄い唇はきれいな赤みを帯びている。

さらに肌は羨ましいくらいに白く滑らかで、髭が生えるかすら疑わしい。

そのうえかけている銀縁の、上部が少し太く丸みを帯びた眼鏡が、その美しい顔を引き立たせる。

「ん?」

どうかしたのか、とでもいうように高鷹部長の首が僅かに傾いた。
途端にじっと見ていた自分が恥ずかしくなり、かっと頬が熱くなる。

「そういえば体調はもういいのか」

少しだけ、心配そうに高鷹部長が眉を寄せた。

「はい。
一時的な発作みたいなものなので」

曖昧に笑ってごまかしておく。
この件にはあまり、触れられたくない。

「ならいいが。
少しでも具合が悪くなったらすぐ言えよ?
無理はするな」
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