夜の世界に舞う


桜ちゃんが離れてから私は受付のカウンターに行った。


「すいません。今日ってVIP使われてないですよね?」


「今日はバースデーイベントなので使用できないんですよ。」

「P3入れてもダメですか?」

「ですね。一応上の者の指示なんで。」

「社長ですか?」

「まあ。」

「わかりました。じゃあ、本人に電話して確認してみます。社長がokならいいんですよね?」

「はい。ですが、社長はホストの方には顔を全く出していません。事実上は支配人が仕切っているような感じで社長のことは支配人くらいしか連絡を取れる人もいないかと…。」

「大丈夫。」


携帯を取り出し、ある人電話をかける。




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