獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
周りをキョロキョロ見回しながら車を降りると、部下の人が近くにいた女の人の方に私の背中をトンと押す。
「うわっ!」
バランスを崩して倒れそうになるが、恰幅のいいその女の人に荷物のように抱えられ建物の中に入った。
ぞろぞろと他の女の使用人が四名くらいついてきている。
「待って!どこに連れて行くんですか?」
あたふたしながら英語で聞くが、女性は答えてくれない。
アラビア語じゃないと通じない?
このぞんざいな扱いはなに?
拷問とかされないよね?
鷹臣君がいないと不安で仕方がない。
トイレのお礼だけ言ってすぐに帰りたいんだけど……。
長い廊下を渡り、突き当りを左に曲がると、ある部屋に入った。
微かに薔薇の花の匂いがする。
私を担いでいた女性が床に下ろしてくれて、少しホッとしたのも束の間、女の使用人達に囲まれ服を脱がされた。
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