獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「まあ、そう怒るな。どのくらいお前が本気か試してみたかったんだ」
「悪趣味すぎるんじゃないか」
鷹臣君は怒りがおさまらないのかまだファイサルを睨みつけている。
「悪かったよ。お詫びに、私のクルーザーをやろう」
ファイサルが機嫌を取ろうとするも、鷹臣君の反応は氷のように冷たい。
「物で解決しようとするのはお前の悪い癖だよ」
「いいから、鈴音とルクソールの夜を楽しめ」
そう言ってファイサルさんは私にウィンクすると、近くにいた部下になにか伝えた。
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