獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「本当かなあ?鈴音は嘘をつく時は俺の目を見ないよね?怒らないから正直に言ってごらん」
両手で鈴音の頬に触れ、彼女と目を合わせる。
「ファイサルさんに……あの……その……キスされそうになった。でも……私が顔を背けたからキスされなかったよ」
鈴音は激しく動揺しながら打ち明けた。
「へえ……そうなんだ」
そう相槌を打って、胸の中で毒づく。
あのプレーボーイが。
「た、鷹臣君、目が怖い。怒らないって言ったよね?」
俺の怒りを感じて彼女はブルブル震え出す。
「鈴音に怒っているんじゃないよ」
ニコッと笑って否定すると、また彼女は俺から視線を逸らし、モジモジしだした。
「鈴音?」
まだなにか隠していることがあるのだろうか?
「私ね……やっとわかったんだ」
ポツリと呟く彼女。
「なにが?」
先を促すと、鈴音は俺に顔を向け、じっと見つめてくる。
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