獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
バスルーム、ビリヤード台がある娯楽室、書斎、トイレにベッドルーム。
「ベッドも大きいね」
鈴音はボンッとベッドにダイブする。
「うーん、気持ちいい」
彼女は至福の笑みを浮かべるが、ベッドサイドに置いてあるメモに気づいて手に取った。
アラビア語で【最高の夜を】と書かれている。
ファイサルの筆跡だ。
最初から彼は俺と鈴音のために仕組んでいたのだろう。
俺はまんまとあいつの手のひらの上で踊らされていたわけだ。
そう思うと、面白くない。
ふと鈴音の着ている青いドレスに目がいった。
ファイサルが選んだものかと思うとムカつく。
「ねえ、ファイサルになにもされなかったの?」
鈴音にそう問えば、彼女は気まずそうにゆっくりと俺から目を逸した。
「……なにもされなかったよ」
明らかにおかしいその態度。
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