獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
それは嫉妬。
自分の手で綺麗にしたかったのに、こんなメイクまでされて……すっかり大人の顔になって……。
自分がこんなに独占欲が強いなんて知らなかった。
「ファイサルだけじゃない。他の男が選んだ服も着ちゃダメだよ」
そう言い聞かせると、鈴音は胸を手で隠しながら「はい」と返事をする。
その表情は固い。
男と寝た経験はないし、この状況に緊張しているのだろう。
そんな鈴音を見ていたら愛おしさが込み上げてきた。
「今更隠しても遅いよ。もう全部見て知ってる」
クスッと笑って、彼女の両手を掴み、ベッドに組み敷く。
「……綺麗だ」
じっくりと鈴音の身体を見て言えば、彼女は顔を赤らめる。
「もう恥ずかしいよ〜。そんな見ないで〜」
「見ないとちゃんと愛し合えないよ」
クスクス笑ってからかうと、鈴音は拗ねた。
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