獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
木箱とカノプス壺が見つかったとあって、みんな慎重に作業を進めている。
あの茶色のガラビア着ている作業員、新人かな?
動きがぎこちない。
なんか……私みたいだ。
ミイラが見つかりますように。
心の中でそう祈りながら、自分も刷毛で砂埃をはらう作業に没頭する。
夢のある仕事だけど、地道な作業で忍耐力がいる。
地盤が硬いのか、午前中は思った程掘れず、大きな出土品もなかった。
午後もなにも見つからず終わると思ったけど、夕方近くに作業員がアラビア語で鷹臣君になにかを伝えてきた。
ひょっとしてセメフト女王のミイラが見つかった?と期待してしまう。
掘り進めている穴に鷹臣君が近づく。
長さ百八十センチほどの木棺が見つかった。
木棺そのものはとてもシンプルで、なんの絵も描かれていないし、装飾もない。
健吾さんや晴人さん達が木棺の蓋をあける。
緊張の瞬間だ。
あの茶色のガラビア着ている作業員、新人かな?
動きがぎこちない。
なんか……私みたいだ。
ミイラが見つかりますように。
心の中でそう祈りながら、自分も刷毛で砂埃をはらう作業に没頭する。
夢のある仕事だけど、地道な作業で忍耐力がいる。
地盤が硬いのか、午前中は思った程掘れず、大きな出土品もなかった。
午後もなにも見つからず終わると思ったけど、夕方近くに作業員がアラビア語で鷹臣君になにかを伝えてきた。
ひょっとしてセメフト女王のミイラが見つかった?と期待してしまう。
掘り進めている穴に鷹臣君が近づく。
長さ百八十センチほどの木棺が見つかった。
木棺そのものはとてもシンプルで、なんの絵も描かれていないし、装飾もない。
健吾さんや晴人さん達が木棺の蓋をあける。
緊張の瞬間だ。