獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
ああ、なんて神々しいのだろう。
そんなことを思ったら、遠くで声がして……。
「先生〜、鈴音さん〜、無事ですか〜!」
「先生、鈴音ちゃん、どこにいますか〜!」
健吾と晴人の声。
目をパチッと開ければ、もう夜が明けていた。
穴の向こう側から健吾達の声がする。
鈴音を起こそうとして気づいた。
俺の指に金の指輪がはめられている。
さっきのは……夢ではなかった?
狐につままれたような気分だ。
だが、じっくり考えてる余裕はなくて、慌てて鈴音の身体を揺すった。
「鈴音、鈴音、助けが来たよ」
「……うーん、助け?」
彼女は目をこすりながら起きるが、まだ頭が起きていないのかボーッとしている。
「そう、健吾達が来た」
鈴音ににこやかに言うと、百メートルほど先の穴に向かって大声で叫んだ。
「健吾〜、晴人〜、こっちだ!俺も鈴音も無事だ!」
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