獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
あんまりお腹空いていないのかな?
チラリと鷹臣君に目を向ければ、彼は背筋を正して真剣な表情でうちの両親を見た。
「おじさん、おばさん、鈴音が院を卒業したら結婚したいんですが」
……あっ、ここで言うの?
私は呆気に取られていたが、周りにいるみんなは満面の笑みを浮かべている。
「いいよ」
「鷹臣君が鈴音と結婚してくれるならおばさん安心だわ」
さらっと快諾するうちの両親。
え?
もっと涙流してとか、普通あるじゃない。
そんな簡単でいいの?
拍子抜けする私の横で弟が破顔する。
「姉ちゃん、もう俺、鷹臣さんのこと、義兄さんって呼ぶわ」
気が早い弟。
両親よりも喜んでいるんじゃないだろうか。
鷹臣君崇拝してるしね。
「鷹臣君も今仕事が忙しくて大変だろう。夜も遅いし。鈴音、今日から鷹臣君のところで寝泊まりして、お世話してあげなさい」
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