獣な彼の目覚める独占欲～エリート准教授に熱い夜を教えられました～

恐る恐る顔を上げて相手を確認すれば……。
た、た、鷹臣君〜!?
心臓が飛び出しそうな程驚いた。
一体どうしてこんな状況になっているの？
テレビドラマとかではよくあるが、まさか自分の身に起こるなんて……。
これも夢？
だが、鷹臣君の体温がリアルに伝わってくる。
彼が私を包み込むように抱き締めていて、ドキッ！
昨日……パーティに出てシャンパン飲んで、オールマンに絡まれて……で、鷹臣君が助けに来て……それからどうなった？
あれ？あれ？あれれ……。
思い出せない。
頭の中は真っ白。
私と鷹臣君に限って何もないと思うけど……。
心臓はバクバク。
落ち着け、私。
昔はよくこんな風に添い寝してたじゃない。
でも……それは私が小学生の頃の話だ。
もうお互い大人だし……これはマズイんじゃないの？
足だって触れ合って、彼の体温を直に感じる。
自分の着衣を確認すれば、鷹臣君と同じバスローブを着ていた。
自分で着替えた記憶もない。