獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「昨夜シャワー浴びなかったの?」
鷹臣君の手からシャツを奪いながら質問する。
「ん?あー、帰ったのが夜中でそのまま疲れて寝た……のかなあ?」
気だるそうに髪をかき上げる彼と目が合った。
「私に聞かないでよ」
これでイギリス留学なんてよく出来たな。
呆れながら返すが、鷹臣君の身体に自然と目がいく。
その程よく筋肉がついた綺麗な身体。
男の人が服を脱いでも弟がいるからショックを受けないけど、つい見惚れてしまう。
「……シャワー浴びてくる」
ボソッと呟いて部屋を出る彼。
階段踏み外さない……よね?
そんな不安を感じたが、何も叫び声がしないから無事にバスルームに辿り着いたらしい。
昔はもっと寝起きが良かったような気がするし、結構綺麗好きだったはずなんだけどな。
何でこんな風になってしまったのか?
仕事が忙しすぎるせい?
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