獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
もう鈴音のことは冷静に見れなくなっているのかもしれない。
「悟にはそう見えるんだ?」
「まあね。ふつつかな姉ですが、宜しくお願いします」
にっこり頷くと、悟は急に背筋を正して俺に深く頭を下げた。
「有り難く頂戴します。一生大事にするよ」
穏やかな笑みを浮かべて言葉を返せば、悟は頭を上げお日様のように笑った。
「それを聞いて安心した、お義兄さん」
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