恋愛の仕方おしえます。
藍川の言ってた通り、
俺が女に本気になるのは初めてかもしれない。
信頼を回復してから
絶対にあいつを彼氏から奪う。
けど代表の俺が恋愛沙汰やらで
仕事に支障をきたす訳にもいかない。
藍川が秘書である内は
一切手を出さずにいよう。
それでも、あいつが秘書を辞めたら…
〜〜〜…。
「藍川、今日で秘書の仕事は最後だ。
明日から広報部へ戻っていい。」
「え?なんでですか!?
明日までじゃ…」
「明日からは安斎が帰ってくることになった。
だからもう、お前は移動していいんだ。」
「でも…、私は………」
「良かったろ?
明日からは前のように定時に帰れるし。
もう頻繁に俺と顔を合わせなくて済む。」
----「一つだけ、お願いがあります。」