恋愛の仕方おしえます。


藍川の言ってた通り、
俺が女に本気になるのは初めてかもしれない。


信頼を回復してから
絶対にあいつを彼氏から奪う。



けど代表の俺が恋愛沙汰やらで
仕事に支障をきたす訳にもいかない。



藍川が秘書である内は
一切手を出さずにいよう。





それでも、あいつが秘書を辞めたら…





〜〜〜…。



「藍川、今日で秘書の仕事は最後だ。
明日から広報部へ戻っていい。」


「え?なんでですか!?
明日までじゃ…」


「明日からは安斎が帰ってくることになった。
だからもう、お前は移動していいんだ。」


「でも…、私は………」


「良かったろ?
明日からは前のように定時に帰れるし。
もう頻繁に俺と顔を合わせなくて済む。」



----「一つだけ、お願いがあります。」

< 140 / 164 >

この作品をシェア

pagetop