韓紅花の簪



翌日




さよはこっそり屋敷を抜け出した。




今回は着物も侍女のものを借りて普通の町娘に見えるように努めた。




「あっ。」



茶屋から出てきた原田を見つけた。



しかし、その傍らには原田と笑いあう女性がいた。




「まさ。」



原田は優しい声でそう呼んだ。




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