恋の仕方を教えてくれますか?
でも、もう半分は私が作ったものじゃない。
何で…?
「課長、これはいつ…?」
あの時、上書き保存してそのままパソコンは閉じたけど、課長にデータなんて送ってない。
「私のパソコンには22時ちょっと過ぎくらいにデータが送られてきてたけどねぇ?」
22時?そんな前に?私の送ってないデータが現に課長の手にあるんだからきっと誰かが昨日のやり取りを見ていてデータ入力してくれたって考えるのが妥当…?
っていうか私、そんなに寝てたんだ……。
自分の不甲斐なさに嫌気がさした。
とりあえず何を言っても課長は信じてくれないし、ひとまずこの件は置いといて私のピンチを救ってくれた救世主を探さないと!
「あ、そうそう及川さん。今日から榊専務が一緒に働くからね。」
課長から発せられたその名前に心臓が大きく跳ねる。
「えっ?今日からなんですか?」
「そうだよ。昨日高野さんと喋ってたじゃない。」
確かに麻里恵とはその話してたけど、今日なんて聞いてない…!
「この部署にいるわけじゃないけど、朝礼にはいらっしゃるからね。ああ…私も前までは彼の上司だったのに悔しいねぇ。」
「は…ははは…」
デスクに着くと、麻里恵が自分のパソコンと、私のパソコンを起動させていた。
「おはよう麻里恵、パソコンありがとう」
「おはー。残業明けお疲れ!でも上手くいったみたいじゃん?課長上機嫌だしっ」
麻里恵はニタっと笑って言った。
何で…?
「課長、これはいつ…?」
あの時、上書き保存してそのままパソコンは閉じたけど、課長にデータなんて送ってない。
「私のパソコンには22時ちょっと過ぎくらいにデータが送られてきてたけどねぇ?」
22時?そんな前に?私の送ってないデータが現に課長の手にあるんだからきっと誰かが昨日のやり取りを見ていてデータ入力してくれたって考えるのが妥当…?
っていうか私、そんなに寝てたんだ……。
自分の不甲斐なさに嫌気がさした。
とりあえず何を言っても課長は信じてくれないし、ひとまずこの件は置いといて私のピンチを救ってくれた救世主を探さないと!
「あ、そうそう及川さん。今日から榊専務が一緒に働くからね。」
課長から発せられたその名前に心臓が大きく跳ねる。
「えっ?今日からなんですか?」
「そうだよ。昨日高野さんと喋ってたじゃない。」
確かに麻里恵とはその話してたけど、今日なんて聞いてない…!
「この部署にいるわけじゃないけど、朝礼にはいらっしゃるからね。ああ…私も前までは彼の上司だったのに悔しいねぇ。」
「は…ははは…」
デスクに着くと、麻里恵が自分のパソコンと、私のパソコンを起動させていた。
「おはよう麻里恵、パソコンありがとう」
「おはー。残業明けお疲れ!でも上手くいったみたいじゃん?課長上機嫌だしっ」
麻里恵はニタっと笑って言った。