いちごキャンディ×ブラックチョコレート
6.どこで弱音を吐いているんだろうか
ふと目が覚める。

隣にはぐっすりと寝息をたてて眠る依知子の姿。

俺の体に頬を寄せて、気持ちそさそうに寝ている。


「……最悪だ」


本来なら喜ばしい事態なのにそれどころじゃなかった。

身にまとっているのは布団だけ。

失恋して弱った依知子につけ込んだ俺が全部悪い。

自分の欲望に負けて依知子を抱いた。

こんなつもりじゃなかったのにと思っても、もう遅い。

正直、キスをする時点でアウトだ。
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