いちごキャンディ×ブラックチョコレート
ビルから出るためにエレベーターを待っていると、ちょうどそこに汐理さんがやってきた。
「あ、お疲れ様です」
「うん。お疲れ様」
「……」
「……」
荷物を持っているってことは今帰るんだよね?
前だったらこの後食事でも行きませんか?と声をかけるのだが、あの一件があってからどう接したら良いのか分からなくなっていた。
でも今までよく話をしていたのに変だよね。
「楢本は今……帰りか?」
沈黙を破ったのは汐理さんだった。
「はい。仕事が一段落したので」
「そうか」
「汐……慎さんも今帰りですよね?」
「うん」
会話がぎこちない。
この後何話そう。
そう思っていると、タイミングよくエレベーターが来た。
私と汐理さんはエレベーターに乗り込み、1階へと降りていった。
その間、会話はなかった。
「あ、お疲れ様です」
「うん。お疲れ様」
「……」
「……」
荷物を持っているってことは今帰るんだよね?
前だったらこの後食事でも行きませんか?と声をかけるのだが、あの一件があってからどう接したら良いのか分からなくなっていた。
でも今までよく話をしていたのに変だよね。
「楢本は今……帰りか?」
沈黙を破ったのは汐理さんだった。
「はい。仕事が一段落したので」
「そうか」
「汐……慎さんも今帰りですよね?」
「うん」
会話がぎこちない。
この後何話そう。
そう思っていると、タイミングよくエレベーターが来た。
私と汐理さんはエレベーターに乗り込み、1階へと降りていった。
その間、会話はなかった。