いちごキャンディ×ブラックチョコレート
「な、ななな!なにを!というかなぜ!?」


明らかに動揺している私。

これじゃそうですと肯定しているようなものだ。

そうではない。

初恋ではない。

自分から積極的に行動しようと思ったのは進藤先輩が初めてではあるが。


「進藤さんの話をする時、まるで初恋のような、初々しい感じがして……違う?」

「違います!好きな人はいた事があります」

「でも自分から動くのは進藤さんが初めてで色々と戸惑ってるわけだ」

「はい……えっ!?」


完全に肯定した。

前にもこうやって会話を誘導された気がする。

槇さんを見るとニヤニヤとこちらを見ており、この人には隠し事が出来ないなとこのとき悟った。


「そ、そうだ。いつも私の話ばっかりなんで、今日は槇さんが話をしましょう!」

「え、俺?何も楽しくないよ?」

「いえいえ。そんなことないですよ」
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