いちごキャンディ×ブラックチョコレート
話題を変えようと、咄嗟に浮かんだ内容を口にする。

そう言えばいつも私が話をして、槇さんからは何も聞いてない。

お酒を飲んでるわけだし、いつもとは違う話が聞けるはず。

そう思って槇さんに詰め寄りながら質問をした。


「ズバリ!槇さんは今好きな人いますか!?」


手でマイクを作り、槇さんの前にズイっと突き出す。

さぁ、どう出る!?

彼女はいなくても、きっと好きな人はいるよね?

うちの会社が入っているビルにはエステサロンがあるし、そこのお姉さん達超絶美人だし。

女である私でさえ目を惹かれるんだから、男の人なら間違いない。


「いるよ」


否定したり、照れたりすることなく、真剣な表情で即肯定した。


「ちなみに誰……ですか?」


私はさらに質問をする。

教えてくれるとは思わないけど一応聞いておく。


「それは言えない」


やっぱり好きな人までは聞けないか。
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