いちごキャンディ×ブラックチョコレート
あの後、どうにかふらつかずに立てた私はお店から出た。
槇さんは徒歩圏内なので改札の前でお別れ。
「今日はお疲れ様です」
「帰り、大丈夫?送っていこうか?」
「いえ!大丈夫です」
「本当に?」
今は自分で立てるとはいえ、少し前までは立てなかった私だ。
槇さんが心配するのは無理もない。
でも先程に比べたら意識もしっかりしてるし、少し酔いが覚めた気もする。
「……とりあえず心配だから家に着いたら電話して」
「え。でも連絡先知らな」
「教える。今交換しよう」
「あ、はい」
半ば強制的に連絡先を交換する。
私の携帯電話に『槇 汐理』の名前が登録される。
「何かあったら直ぐに電話して」
「大丈夫ですよ〜」
「酔っ払いの大丈夫ほど信用ならないものは無いんだけど」
「それじゃ、帰りますね」
Suekaをかざし、改札内に入る。
チラリと後ろを振り返ると心配した表情で槇さんがこちらを見ていた。
「お疲れ様でした〜!」
聞こえるように声をかけ、私は電車のホームに向かった。
槇さんは徒歩圏内なので改札の前でお別れ。
「今日はお疲れ様です」
「帰り、大丈夫?送っていこうか?」
「いえ!大丈夫です」
「本当に?」
今は自分で立てるとはいえ、少し前までは立てなかった私だ。
槇さんが心配するのは無理もない。
でも先程に比べたら意識もしっかりしてるし、少し酔いが覚めた気もする。
「……とりあえず心配だから家に着いたら電話して」
「え。でも連絡先知らな」
「教える。今交換しよう」
「あ、はい」
半ば強制的に連絡先を交換する。
私の携帯電話に『槇 汐理』の名前が登録される。
「何かあったら直ぐに電話して」
「大丈夫ですよ〜」
「酔っ払いの大丈夫ほど信用ならないものは無いんだけど」
「それじゃ、帰りますね」
Suekaをかざし、改札内に入る。
チラリと後ろを振り返ると心配した表情で槇さんがこちらを見ていた。
「お疲れ様でした〜!」
聞こえるように声をかけ、私は電車のホームに向かった。