流星サイダー


ずっとそうだった。



いつだって
あたしの一番傍に居たのは壱星で

壱星の一番傍に居たのもあたし。



壱星が好きだというのも嫌いだというのも
全て理解してるし

壱星もきっとそうだと思う。



お互いがお互いを
理解し合える、あたしたちの関係。


だからこそ、壱星の隣りは居心地がよかった。

壱星の隣りならば、本来の自分を包み隠さず、あたしは笑っていられる。





面倒くさがり屋で
寒がりのくせに靴下が嫌いで
すました顔とは逆に、掠れた声で
それでいて、ぼーっとしてて
お洒落なんて気にしないボサボサ頭で


流れ星にサイダー一生分を願うような
そんなバカな壱星。





ねぇ、あたしたち
きっと、元に戻れるよね?


ゲームして、バカみたいに競って
一緒に居るのが当たり前に感じるような日常に

また、二人で笑えるよね?





だから、また

『流璃』って呼んでよ。




“ごめんね”の代わりに

このチョコレートを渡すから。





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