ニートの話
「ニート! ニート?
 …もうっ!」


あぁ ようやく

うるさいのが

行ってくれた


これでゆっくり寝られる


そしてボクは

いつもの

夢想にひたる ことにする


〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜


白いフトンの中は

ふわふわ温かくて

とてもいい気分だ


ただ1つ…

物足りないのは


ここに彼女がいないこと



いや…



いる。

いるかも。

いることにする。



あの子は

ボクの温もりに寄り添う


ここに いる


そして ボクの

欲望のすべてを

満たしてくれる





…ん…





あぁ このまま2人で

死んでもいいって感じ!



死ぬことにすら

苦痛を感じえない

ボクの世界…



今ここにあることの至福



すべてが思いのままに。



彼女の気持ちは

ボクの手の中に


誰にも邪魔されない

2人だけの世界



すべて 思い通りになる。


で。

ボクは 夢想にひたる

邪魔するものなど要らない

削除する!プチ



すべてがボクの思い通り

イヤになったら

削除すればいいし。プチ



ま、そんな感じ


(ー〜ー)
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop