ニートの話
「…? …!」


何か 聞こえてきそうで

聞こえそうもない



これは夢?

それとも 現実?


そういえば、古典の時間に

「うつつ」は「現実」の意味よ

って、習ったっけかな?


今のボクは、


まさにその「うつつ」状態

って感じ。


目にも、耳にも

うつつの世界に引き込まれた

取り去ることのできない

白いモヤに包まれている。





「…?…ご飯…!」


あ、そうか!

おかん

ご飯もってきてくれたんかな?


(ニート?ご飯もってきたわよ!)

ってな感じ、たぶん。



耳の機能は低下しても

ボクの頭の中には

すべてがインプットされてるし


ま、い〜やって感じ。





しかし おかん 遅いナ


フトンめくって


食べさせるくらいしろよ


分かってくれてないナ




別に…


してくれなかったら

してくれなかったで


ボクが飢え死にしたら
テメェの責任だろって感じ



別に…


腹へったら 寝ればいいし


現実のコトは まぁ

どうでもい〜んだけどネ




ただ。


なんかムカつくだけ!



ま そんな感じ


(-_-+)
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