お見合い婚 俺様外科医に嫁ぐことになりました
まさかと思って千花が尋ねると、修矢は「正解」とどこか誇らしげに頷いた。
確かにデートコースの定番。いや、王者的な存在だろう。でも、まさかこの時間からそこへ行くことになるとは思いもせず、千花は激しく瞬きを繰り返す。
「なんだ、気が乗らないのならやめるぞ」
「あ、いえっ、違うんです。ちょっとびっくりしたというか」
修矢がそんな突発的な行動に出るとは思いもしなかった。もしかしたら、デートですら面倒だと断られることも千花の頭にはあったのだ。
とはいえ、見合いから結婚まで衝動的に決めてしまうのだから、修矢はかなり行動力があるのかもしれない。
行き先がグレードアップしたような気がして、千花の心はますます弾む。
「ずいぶんとうれしそうだな」
「久しぶりだし、大好きなテーマパークなので」
子供のころからの憧れの場所と呼んでもいいところだろう。
この時間からだと、ライトアップどころかイルミネーションが素晴らしいのではないかと期待に大きく胸が膨らんだ。