年下御曹司の、甘い提案が聞きたくて。
国内だと思って手を抜き過ぎたか…と反省していると、後ろから手を回してくる彼の姿が窓に映った。


「望美…」


熱の込もった声で名前を呼ばれ、体に巻き付いてくる彼の温もりにゾクッとする。

さっきの女性のことを含めて、輝には色々と聞きたいことが頭にあるけれど、そのどれもを口にする前に唇を塞がれてしまった。


「んんっ…」


また?と思う気持ちよりも先に、忍んでくる指の動きについつい体が反応しだす。

こんなに立て続けて求められることなんて、この最近まるで無くて、やっぱり輝には何かがあったんだとしか思えないのに__。



(もう…ダメ……)


考え事などあっという間に出来なくなる。
彼の指の動きに息遣いが荒くなり、頭の中が真っ白になっていく。


「あき…ら…」


彼の背中に手を回し、そのまま三回目に突入。
私は彼の腕の中で意識を飛ばし、翌朝を迎える羽目になった……。


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