同期に恋して 〜ずっと片思い〜
「じゃあ、飯に行こう?」
その言葉に、私は心中穏やかではないが、怒っていないと言ってしまった手前、断ることもできず小さく頷いた。
涼真の大学の時の先輩が経営しているというbarになぜか連れてこられて、私は目の前の涼真の先輩に頭を下げた。
「こんばんわ。加瀬といいます」
目の前の加瀬さんという、この人は涼真とは違い、男っぽくいかにも夜が似合う大人の男性という感じだった。
10席ほどのカウンターと、テーブル席がいくつかある店内は、ほとんど埋まっており、みんなお酒を楽しんでいるようだった。
カウンターに並んで座ると、私は小さく息を吐いた。
「何飲む?それよりお前はメシだな」
一人で納得したようにいうと、涼真は加瀬さんをみた。