同期に恋して 〜ずっと片思い〜

「どうして今日の事、連絡しなかった?それにずっと無視してただろ?」
涼真の言葉に、私は悪いことをしたことは解っていたが、どうしても気持ちがついていかなくて黙り込んだ。

そしてさらに悪いことには、ここは海沿いの道で、クリスマスという事もあり幸せなカップルばかりだ。
ただでさえ目立つ涼真と、結婚式帰りの着飾った女のにらみ合いに、私たちをどうぞ見てくださいと言っている様なものだった。

何かを言わなければと思うものの、何を話したいのかもわからない。

こんなことになるまでは、私の気持ちはただシンプルだった。

ずっと一緒にいたい

それだけだった。

一緒にいる為に気持ちを封印して、同期の関係を続けてきた。
しかし、その関係が上手く行かなくなったからといって、いきなり甘えたり、「好きなの」とか言えるわけない。

今のこの気持ちを、どうやって涼真に伝えられるというのだろう。
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