【完】無自覚な誘惑。〜俺だけを見てよ、センパイ〜
静香さんの分の夕食は、先にとって冷蔵庫に保存してあるから、それも伝えに行こう。
……っと、その前に……
「ごちそうさまでした」
手を合わせて、立ち上がる。
俺は食器を片付けて、食堂を出た。
和泉……いけるかな……。
看病頼んだマネージャー、さっき普通に夕食食ってたけど……ちゃんと診てもらってるだろうか。
一抹の不安が拭えず、自分で確認しに行くことにした。
酷い熱だったし、もしあの状態で放置されてたら、悪化してるかも……。
和泉とは一応同室だし、仲良いし、心配だ。
和泉の寝ている部屋に着き、俺はノックもせずに扉を開けた。
「和泉ー!生きてるかー!……って、あれ?」