秘密の出産が発覚したら、クールな御曹司に赤ちゃんごと愛されています
結婚が決まったことで、今まで抑えていた反動みたいにスキンシップが止まらない。

もっとずっとこうしていたいくらいだけど、そろそろそれも終わり。

「一度家に帰って、服を着替えよう。今から行くところには、正装のほうがいいかも」
「正装……?」

 そう疑問に思いながら、マンションへ戻る。直樹はマンションに行くことをとても気にしてくれている様子だけど、一日経過したおかげで心的ストレスは感じなかった。

 以前彼に買ってもらったフォーマルな場面に対応できるような清楚なワンピースに身を包む。そしてそれに合わせたパステルカラーのパンプスを合わせてみた。

 スーツを着替えた直樹も、いつもより心なしか気合いが入っている様子。

「友里、綺麗だよ」
「直樹も、とても素敵だよ」

 お互いに褒め合って微笑み合う。そのあとまた車に戻り、エンジンをかける直樹はこっちを向いて、真剣な顔で話し出した。
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