ひと夏の恋をキミと
「でも、それでも俺は彼女の傍にいたくて
今まで以上に彼女に近づきました。
すると彼女も受け入れてくれて、
今度こそ、ずっと一緒にいられる。
そう思った矢先。
彼女は一枚の手紙を残して
俺の前から姿を消しました。
その内容は俺と居ると辛い、
そう書かれていました。
彼女を失った俺は自暴自棄になり、
全てがどうでもよくなりました。」


あの頃、本当に態度悪かったな…。


「でも、そんな俺を変えてくれたのは
彼女でした。
手術の日、俺は病院へ行き、
彼女のお母さんから日記をもらいました。
そこには彼女の本当の気持ちが
記されていました。
それを読んだ後、ほんの数分だけ
手術中の彼女と話すことが出来たんです。」
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