ひと夏の恋をキミと
「もちろん!」


恐る恐る手を伸ばし
抱き上げる。


小さくて軽くて柔らかくて、
とにかく可愛いしか出てこない。


「良いな!次私!」


愛美にバトンタッチすると
やっぱり一児の母。
慣れた様子で抱き上げて
瑠奈ちゃんに見せている。


「あ~、こういうの見ちゃうと
2人目欲しくなるな~。」


どうしようと1人で唸っている。


「そう言えば、姫奈ちゃん
退院だってね?おめでとう!」


里美ちゃんも知っていた。


「ありがとう。」


ニコッと笑うと


「ねぇ、姫奈。」


愛美がいつの間にか
話に入って来た。


「陽輝君との約束、どうなってるの?」


…鋭い質問。

実は…
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