祈り









「な、何だよ……」
「お前等のほうが、うぜえってんの」
「あぁ!?」

掴みかかられる藤森。
私は怖くて身体を強張らせていた。
怖くて怖くて、眼を瞑ってた。

幸福が、少し近付いた?
ううん、そうでもなかった。
私の青春は、波乱ばかりだった。

「ふ、藤森……?」
「俺は、普通に好きだかんな!」

ニコッと笑った貴方は
とても輝いていました……。









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