あなたに恋のお届けものです
***
「有紗、おはよう。」
「…おはよう。」

朝、やっぱり有紗は落ち込んでいた。
そりゃそうか。好きな人が、「好きな人はいない。」なんていったら悲しいよね。

「なんか、落ち込んでる?どうしたの?」

盗み聞きしていたから知っているとは言えないので、私は有紗に声をかけた。
「…もう、私無理かもなって。」
「アプローチは?」

「それはうまくいったけど…。」

有紗は、ガンッと机を叩いた。

「好きな人はいないって。」
「…そうなんだ。」

諦めてほしくない。諦めないで。
そう言いたい。私だって、諦めなかったから勝利と両想いになれた。

でも、…私には有紗の苦しみがどれ程かがわからない。
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