あなたに恋のお届けものです
ひらひらしたかわいいチアガールの格好。なんか私には似合わなくて。
豚に真珠だよね。

その時、私のケータイが鳴った。
「メールだ。」

「おい、練習中にケータイいじんなよ。」
「待って、すぐ終わるか…」

私は固まった。
メールにはこう書いていた。

差出人 ーーー
ちょっと話したいことがあるから体育館の裏にきて

「ごめん、ちょっと行ってくる!」
「おいっ…!」

私はケータイを持って体育館へと走っていった。

「来たけど、どうしたの?」
体育館の裏。そこへ私が向かうと、1人の生徒が立っていた。
「わざわざここじゃなくてもいいのに。で、どうしたの?」


「…お願いがあるんだ。ーーー」

「……わかった。有紗に嫌な思いさせてごめんね。」

その生徒は…野々口有紗だった。




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