あなたに恋のお届けものです
「俺には、元の世界で光なんて見えなかった。ずっと闇だった。…真由子さんにはわかんないよ。」

私はぐっ…と言葉につまった。その通りだったから。
「俺が元の世界で中学三年生のときだったかな、誰かがこんなことをツイッターにあげた。」

「永井悠里はカンニングしているって、根も葉もないことを。みんなバカだから信じちゃったんだ。
次の日から俺はいじめられた。」

「俺がなんて呼ばれたか知ってる?価値のない天才だってさ。笑っちゃうよね?でも、言い返せなかった。そんな勇気はなかったから。」

砲弾のように次々と重く飛んでくる言葉はあまりにも残酷だった。
今が体育祭ってことを忘れるぐらいに。

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