あなたに恋のお届けものです
***
「真由子さ…いない。」
戻ってきた悠里と有紗は、誰もいないベンチを見て驚いた。
「あっ、勝利からメール。」

有紗がケータイをタップすると、メッセージが表示された。

「真由子と観覧車乗ってくるって。」
「…そっか。」

二人は誰もいないベンチに黙って座った。
「ホント、何考えてんだろ、勝利は。」

「ん、何か言った?」
悠里のそんな言葉に有紗は黙って首をふった。

「何にもないよ。」
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